私は2020年8月から肌断食を継続しています。長年続けてきた化粧品による熱心なスキンケアをやめたことで、日に日に肌が本来の保湿機能やバリア機能を取り戻しつつあることを実感しています。
肌断食をはじめて、化粧品による影響を受けなくなった時、食事の大切さに気付きました。それだけでなく、食事を消化、吸収することの大事さを感じました。
そこで始めたのが、「半日断食」
今回は、美容の観点で、半日断食3ヶ月で感じた効果やデメリットをご紹介します♪
半日断食とは

半日断食とは、1日16時間食べない時間を作るというものです。
半日断食で得られる効果は大きく分けて3つあります。
☑︎食べ過ぎを防ぐ
☑︎脂肪の分解
☑︎オートファジーが機能し始める
ひとつずつご説明します♪
食べ過ぎを防ぐ
半日断食によりまとまった空腹の時間を作ると、食べ過ぎが招く内臓の不調をおさえることができます。
胃腸や肝臓は食べ物を何時間もかけて消化しますが、処理しきれない量の食べ物が次から次へと運ばれてくると、休みなく働き続けなければならず疲弊してしまします。
栄養素をきちんと吸収できない
体に必要なビタミンやミネラルが不足し、肌や髪のコンディションが悪くなります。
どんなに肌に良い食品を食べても、それをきちんと体が吸収してくれなくては意味がありません。
老廃物がたまる
腸には老廃物を排泄する機能がありますが、働きが弱くなると正しく排泄することができません。
また、腸の働きが弱くなり消化しきれなかった食べ物が残ると、それらはやがて腐敗し、アンモニアなどの有害物質を発生させます。
有害物質は血液にのって全身にまわり、体臭がきつくなったり、肌荒れを引き起こします。
おならや便が臭い方は、老廃物や有害物質が溜まって腸内の悪玉菌が優勢になっている可能性が高いので要注意です!
腸だけでなく、肝臓も食べ物に含まれている毒素を処理する機能をもちます。
疲れにより肝臓の機能が弱まれば、本来肝臓で解毒されるはずの毒素や老廃物が体内に残ってしまいます。
お酒が美味しく感じられなかったり、食欲がない方は肝臓が弱っているのかもしれません。
免疫力が低下
腸には、食べ物を消化・吸収・老廃物を排泄する機能のほか、体内に侵入しようとする異物を排除し、体を守る「免疫機能」も備わっています。
腸の機能が衰えると、免疫力も低下し、風邪や肺炎などの感染症にかかりやすくなったり、肌荒れや炎症、吹き出物などの肌トラブルにもつながります。
食べ過ぎは、活性酸素の増加につながります。
体を錆びさせる「活性酸素」は、ガンや生活習慣病の主な原因となることが分かっています。
また、活性酸素が必要以上に増えると、細胞の老化が進行し、肌のシワやシミの原因となります。
半日断食の効果2つ目は
脂肪の分解
私たちが食事で摂った糖質は、脳や筋肉、内臓などが働くときのエネルギー源になりますが、余った糖質の一部はグリコーゲンとして筋肉や肝臓に蓄えられます。それでも余った分は脂肪として脂肪細胞に蓄えられます。
長時間ものを食べないで、外から糖質が入ってこなくなると、体はまず肝臓に蓄えられているグリコーゲンを利用してエネルギーを作ります。
そして、最後にものを食べてから10時間ほど経つと、肝臓に蓄えられたグリコーゲンもなくなり、体は次に脂肪を分解してエネルギー源に変えます。
つまり、空腹の時間が長くなれば長くなるほど体内の余分な脂肪が分解されて減っていく。
半日断食の効果3つ目は
オートファジーが機能しはじめる
私たちの体は約60兆もの細胞でできています。
細胞は主にタンパク質で作られています。日々の生活の中で古くなったり、壊れたりしたタンパク質は体の外に排出されますが、排出されなかったものは、細胞内に蓄積されて細胞を衰えさせていろいろな体の不調や病気の原因になります。
例えば、アルツハイマーもこういった不要なタンパク質が蓄積して脳細胞が損傷したり、神経伝達物質が減少したりすることが原因と言われています。
細胞を作るために必要なタンパク質は、私たちは食べたものから栄養を吸収して作っています。
オートファジーとは
外から栄養が入ってこなくなった時(飢餓状態)に古くなったり、壊れたりした細胞内のタンパク質を集めて、それを元に新しいタンパク質を作ってくれる仕組みのことを言います。
つまり、いろいろな悪さをする細胞内の不要なタンパク質を新しい細胞に生まれ変わらせてくれる仕組みのことです。
細胞が生まれ変われば、病気になりにくい健康で、若々しい体になれるということです。
このオートファジーは最後にものを食べてから16時間経つと機能し始めると言われています。
半日断食を継続して感じた効果
肌が丈夫になった
肌断食もあわせて継続していますが、毛穴の炎症が治ってきていることや、ニキビができにくく、治りが早くなったことを実感しています。
おでこの毛穴の様子をマイクロスコープでみてみると、、
【2020年9月(半日断食前)】

【2021年1月(半日断食3ヶ月目)】

完全には改善されていませんが、毛穴の炎症や詰まりが良くなっていることは確認できました。
半日断食により肌の健康に必要な栄養素をしっかり吸収できる状態になったことで、和食中心にするなど食事内容を改善したことの効果があらわれてきたように思います。
また、正しく老廃物を排泄できるようになりターンオーバーが整ったことも一因であると考えています♪

風邪の治りが早くなった
以前から、喉の痛み→鼻水→咳パターンの風邪を引きやすい上、治りが遅いので困っていました。
去年は咳をしすぎて肋骨にひびが入ってしまったほどです(^^;
半日断食2ヶ月目、喉が痛くなり、またかと思いましたが、薬も飲まずに1週間で治りました!
半日断食により免疫力が上がったことを実感しました。
おなら、便の臭いがなくなった
以前はあまり良い臭いがしたとは言えませんが(^^;
これは明らかに変化しました!
また、以前は不規則だった排泄も、だいたい午前中のうちに済ますことが多くなり、形状も理想的な便になりました♪
善玉菌が増え、腸内環境が改善されてきたことを実感しています。
【理想的な便の特徴】
☑︎形:バナナ状、またはとぐろを巻く
☑︎量:バナナ1〜2本程度
☑︎固さ:ねり歯磨き粉くらい
☑︎色:黄土色〜茶色
☑︎重さ:トイレの水に浮く
☑︎臭い:きつい悪臭がない
私の半日断食タイムスケジュール
6:00 | 起床 |
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【何も食べない時間】
・お白湯やモリンガ茶を飲んで過ごす ・30分程度のウォーキング ・お腹が空いた時はアーモンドを食べる |
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12:00 | 昼食 (和食 お味噌汁と納豆はほぼ毎日食べる)
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15:00 | おやつ(比較的好きなものを食べる) |
18:00 | 夕食(比較的好きなものを食べる)
※アルコールは週1〜2回程度 |
20:00〜 | 【何も食べない時間】
・お白湯やモリンガ茶を飲んで過ごす |
23:00 | 就寝 |
午前中、お腹が空いた時は素焼きアーモンドを食べます。
ナッツ類は血糖値の急激な上昇を抑えつつ、少量で満腹感を得やすいという特徴があります。
またビタミンやミネラル、食物繊維など美容と健康に良い栄養素がバランスよく含まれていて、半日断食中、我慢できないほどの空腹を感じた時に食べる食品としておすすめされています。
食べない16時間以外は基本的になんでも食べて良いと言われています。
私は、食べることが好きで、子供とおやつを食べる時間や家族、友人とお酒を飲んで楽しく過ごす時間も大切にしたいと思っています。
この半日断食でしっかり内臓を休ませ、体のリセットの時間を設けることで、それ以外の時間はあまり神経質にならず過ごせる点が自分に合っていると感じています。
仕事などの関係で毎日空腹の16時間を作るのが難しい場合は、週1日だけ実行するだけでも効果があると言われています!
半日断食のデメリット
半日断食のデメリットは、筋肉が落ちてしまうということです。
空腹の時間が長くなれば長くなるほど体内の余分な脂肪が分解されて減っていくというメリットがある一方、この時同時に必要な筋肉も落ちてしまうと言うデメリットがあります。
なぜなら、外部から食べ物としてエネルギーが入ってこなくなると、体は脂肪だけでなく、筋肉も燃やしてエネルギーに変えようとするためです。
筋肉量が減ると、基礎代謝量も減るため、逆に太りやすい体質になったり、特に高齢の方は筋力が落ちるというのは体を支えられなくなることもあり、非常に危険です。
なので、半日断食をする場合は、合わせて筋トレをする必要があります。
ただ、ジムに通ったり、特別なことをする必要はなく、例えば階段の上り下りをする、スクワットを自分のできる回数するという程度でも良いそうです。
逆に頑張り過ぎて、過度の運動をしてしまうと、活性酸素を発生させる原因にもなりますので、無理のない範囲で継続するということが大事です。
私の場合、半日断食をはじめる前から30分程度のウォーキングはしていましたが、意識して筋トレをしていませんでした。
そのためなのか、半日断食1ヶ月〜2ヶ月経った頃、筋力の衰えを感じました。
まとめ
今回は主に美容の観点で半日断食のメリットや3ヶ月で感じた効果、デメリットをご紹介しました。
健康面でも、食べ過ぎには、肥満による生活習慣病、がん等、様々な体の不調につながります。
食べすぎている心当たりのある方は、半日断食を取り入れてみてはいかがでしょうか。
GACKTさん、福山雅治さん、安室奈美恵さんなど、有名人の方も1日1食やファスティングダイエットを取り入れている方が多くいます♪
私も肌断食と半日断食を継続して、健康で若々しい体を手に入れたいと思います!
