肌断食とは
こちらのブログ内でご紹介する「肌断食」は、クリニック宇津木流院長・宇津木龍一先生の「宇津木式スキンケア」を基本としております。
肌断食とは、基礎化粧品や洗顔料、クレンジングなどを一切使わず、水だけで洗顔する“何もつけない”美容方法です。
何もつけないことで、肌本来の保湿機能がよみがえり、キメ細かく美しい肌が手に入ります。
肌断食を開始し、継続するにはその理論を理解しておくことが不可欠なので、詳しくは、宇津木先生の著書を読むことをおすすめします。

宇津木龍一著「化粧品を使わず美肌になる!」主婦と生活社
肌断食の方法
肌断食と一言でいっても、最初から全ての化粧品を断つ、週末だけ実践する、など人によって取り入れ方は様々です。
洗顔
基本は34度以下のぬるま水洗顔!
朝、夜とも基本は水洗顔です。
ただバシャバシャ顔に水をかけるのではなく、水を両手にためて、軽く顔に押し当てるように洗います。
うぶ毛洗いとは、うぶ毛を撫でる感覚で指の腹で優しく洗う方法です。
押し洗いで手の届かない、Tゾーン、小鼻、あごをこの方法で洗います。
シャワーのようなわずかな刺激でも、肌表面の角質細胞は壊れてしまいます。
手を強く押し当てたり、こすったりするのも禁物です!
保湿
使っていいのは、白色ワセリンだけ!
ワセリンは、肌内部に浸透しにくく、空気に触れても酸化しにくいため、肌バリアを壊しにくいという特徴があります。

肌が乾燥して、粉ふきがひどい時やかゆみ、チクチク感がある時のみ少量のワセリンをつけます。
開始1ヶ月間は夏ということもあり、ワセリンを使う機会はほとんどありませんでしたが、季節が秋に変わり、急に寒くなると乾燥が気になり出しました。
つけ過ぎには注意!米粒半分くらいの量で十分!
ワセリンを塗るというよりは、少量のワセリンを手の平にのばし、優しく押し当てるようにします。
私の場合、季節に関係なく唇が乾燥するため、白色ワセリンを小さな容器に移し替えて携帯しています♪

UVケア
日にあたる時間が連続して15分以内なら日焼け止め不要!
日焼け止めクリームには、肌バリアを壊す界面活性剤が使われていることが多く、日常的に使うと肌の乾燥や老化が進みます。
日にあたる時間が連続して15分以内なら、日焼け止めのメリットより肌を傷つけるデメリットが上回ります!
帽子や日傘などで日差しを避けることが難しい場合(屋外でのスポーツ、海辺など)のみ日焼け止めを使いましょう!

私も普段あまり使う機会はありませんが、いざという時のために常備しています♪
メイク
何もつけないのが基本、でもポイントメイクは許容範囲!
美肌を目指すなら、メイクもいっさいやめるのが理想的です。
しかし、仕事上どうしてもメイクが必要な場合もあります。また、肌断食をするからといって、女性らしくありたい、綺麗に見せたいという気持ちまで諦める必要はありません。
ポイントメイクなら、ファンデーションと比べるとつける面積も少なく、肌の負担になりにくいという特徴があります。
メイク化粧品の選び方・使い方
石鹸、ぬるま水で落とせるものが基本!
◆アイブロウ
描く際に強くこすらずにすむため、なるべくペンシルタイプではなく、パウダータイプを選ぶ。
◆アイシャドウ
なるべく、クリームタイプではなくパウダータイプを選ぶ。
目元の皮膚はデリケートなため、強くこすったりせず、指先か柔らかいブラシで優しくつける。
◆アイライナー
こする刺激の強いペンシルタイプは避け、リキッドライナーをさっと塗る。
◆マスカラ
クレンジングを使わなくても、お湯で落ちる物を選ぶ。
◆口紅
口紅、リップペンシル、リップグロスのうち1種類のみを薄く塗る。
◆ファンデーション
基本はノーファンデ。塗るときはパウダーファンデを選ぶ。
クレンジング剤が必要なリキッドファンデやクリームファンデは避ける。

メイクOFFの方法
どんな時もクレンジング剤を使うのはNG!
ファンデーションの落としかた
パウダーファンデを塗ったときは、純石鹸で洗顔します。
純石鹸をスポンジや泡立てネットで泡立て、押し洗いします。
アイメイクの落とし方
水で湿らせた綿棒を優しくまぶたの上で転がして落とすのが理想。
落ちにくいときは、綿棒に純石鹸を少量つけます。
マスカラは綿棒2本を湿らせて、まつ毛をはさみこみ、毛先に向けて転がします。
口紅の落とし方
口紅を落とすときは、唇でティッシュを挟むだけでOK。
メイクが完全に落ちていなくても気にしない!
洗顔後メイクが残っていると、とても気になるものです。
しかし、メイクが多少残っていても、肌内部に色素が浸透することもなく、害はありません。2〜3日以内には垢と一緒に剥がれ落ちます。
ボディケア&ヘアケア
顔に悪い成分は、体や髪にも悪い!!
ボディシャンプーやシャンプーは合成界面活性剤でできています。
髪や体に残留し、悪影響を及ぼすことが多いとされています。
体や髪の汚れは、お湯で落とせば落ちますので、肌断食とあわせてボディケアとヘアケアも見直すことをお勧めします。
ボティケア
臭いが気になるということも今のところありません。
皮膚が柔らかくなり、スベスベの触り心地になったことを早々に実感できました!
ヘアケア
宇津木式スキンケアでは、髪もシャンプーを使わず洗髪する「湯シャン」が理想とされています。

純石鹸を使った洗髪方法
①ぬるま水で汚れを落とす
シャワーで汚れを落とす。33〜34度のぬるま水が理想。
②泡で洗う
スポンジや泡立てネットで石鹸を泡立てる
※純石鹸シャンプーは泡で出てきます。
③クエン酸でリンス
洗面器にぬるま水とクエン酸を入れ、かき混ぜる。
髪をひたすか、かけて全体に行き渡らせる。
現在は、湯シャン→湯シャン→純石鹸シャンプーのサイクルで湯シャンを取り入れています♪

まとめ
冒頭でお伝えしたように、肌断食と言っても、最初から全ての化粧品を断つ方法や、まずは週末だけ実践する方法などがあります。
自分に合った、ペース、取り入れ方を見つけ、無理せず継続されることをおすすめします。
