シャンプーに含まれる合成界面活性剤は特に額などに残留しやすく、痒みや肌荒れの原因になることが多いのです。
シャンプーに含まれる合成界面活性剤は、顔の皮膚だけでなく頭皮や髪にも悪影響を及ぼし、薄毛やコシのない細い髪質の原因にもなります。
私が実践している肌断食の方法についてはこちらをご覧ください♪
湯シャンとは
湯シャンとは、洗浄成分を含むシャンプーを使わず、お湯(ぬるま湯)だけで洗髪することです。
湯シャンするときは、33℃〜34℃のぬるま水を使用します。38℃以上だと、皮脂を取りすぎて乾燥するため、冬の寒い日でも37℃くらいにとどめるようにします。
シャンプーの洗浄成分が肌に与える影響
シャンプーに含まれる強力な界面活性剤は肌バリアを壊し、様々なトラブルの元になります。
薄毛
界面活性剤を毎日使用していると、肌バリアは破壊され、毛穴も傷つきます。
頭皮も、毛穴のサイズや数が違うだけで基本構造は顔と同じです!
界面活性剤を毎日すりこめば、肌バリアは壊れ、乾燥が進みます。
さらに、髪の毛を作る毛母細胞も傷つき、健康で太い髪が生えにくくなり、薄毛の原因になります。
細くコシのない髪
しかし、取りすぎることで失った皮脂を補うために頭皮にある皮脂腺が大きくなります。
髪の毛を作る毛母細胞に届くはずの栄養が皮脂腺にいってしまい、毛母細胞は栄養不足になってしまいます。
さらに、シャンプーは外部刺激や乾燥から守ってくれる良質な皮脂まで落としてしまい、髪は乾燥し、コシがなくなってしまいます。
脂漏性皮膚炎(ベタつき・不快な臭い)
洗いすぎにより、必要以上に皮脂が除去されると、それを補うため皮脂が過剰に分泌されるようになります。
また、皮脂の分泌量が多すぎると、皮膚炎の原因になり、頭皮に症状が起こると、フケがたくさん出るようにもなります。
湯シャンのメリット
湯シャンのメリット
●肌断食の効果を高めることができる
洗髪時の泡が顔の皮膚につくことを防ぐことができ、界面活性剤が顔の皮膚に与える悪影響を回避することができます。
●皮脂バランスが整う
皮脂の分泌量が正常になることで、頭皮が健康になり、抜け毛が予防できるとともに、コシのある健康な髪になります。
●シャンプーに含まれる化学物質から刺激を受ける機会が減少
かゆみ、かぶれ、湿疹など頭皮の炎症が生じるリスクが減ります。
●経済的な負担の軽減
毎日使用しているシャンプーやトリートメントにかかる費用が少なくなります。
湯シャンの方法
しかし、やり方を誤ると頭皮トラブルの原因になる恐れもありますので、正しく行いましょう。
◆ステップ1:ブラシで汚れを落とす
洗髪前にブラッシングで汚れやゴミを落としておくと、ベタつきやニオイ、かゆみを防ぐことができます。
また、ブラシはこまめに水洗いし、清潔に保ちましょう。
◆ステップ2:汚れをシャワーで流す
37℃以下のぬるま湯で、頭皮と髪の汚れを落としましょう。
髪が長い方は ブラシでとかしながら流してもよいです。
◆ステップ3:指の腹で頭皮を洗う
肌バリアを壊さないよう、やさしく撫でるように洗いましょう。
◆ステップ4:タオルドライ&自然乾燥
ドライヤーを使う場合は頭皮から15㎝以上離して1箇所に熱風があたらないいように気をつけましょう!
ドライヤーの熱による頭皮へのダメージを最小限におさえましょう!
湯シャンのデメリット
特に湯シャンをはじめたばかりの頃は一時的に状態が悪くなることもありますので、デメリットについてもご紹介します。
湯シャンのデメリット
●一時的なベタつきやかゆみ、不快な臭い
湯シャンをはじめてすぐは、まだ皮脂腺が肥大し、過剰な皮脂が出ている状態のため、一時的にベタつきやかゆみが気になる場合があります。
●効果を実感するまでにある程度の期間が必要
髪は死んだ細胞なので、ケア法を変えてもすぐにはよみがえりません。
湯シャンと純石けんシャンプー併用の方法
また、一時的であってもベタつきやかゆみ、臭いが気になるのは辛いものです。
そこでおすすめしたいのが、純石けんシャンプーの併用!
純石けんとはオリーブ油などの植物性油脂、牛脂などの動物性油脂をベースに作られる、100%天然素材の石けんです。
それまで強力な界面活性剤や美容成分を含むシャンプーとトリートメントを使用していたため、純石けんシャンプーに切り替えた直後は、髪の毛がキシキシ、パサパサになりました、、
指通りもよくなり、髪の毛の広がりも落ち着きました!
そこで、1日おきの湯シャンをスタート!
まだ完全に皮脂バランスが整ったとはいえませんが、無理なく湯シャンに移行できていると感じています。
【無理なく湯シャンをはじめる方法】
ステップ1:純石けんシャンプーに切り替える(毎日)
ステップ2:週末だけ湯シャン
ステップ3:1日おきに湯シャン
純石けんシャンプー、湯シャンを交互にします
ステップ4:2〜3日に1度の頻度で純石けんシャンプー
1日おきの湯シャンに慣れたら、湯シャンの頻度を徐々に増やしていきます
ステップ5:毎日湯シャン
スタイリング剤の使用状況や、体質により皮脂量や汚れの度合いは人それぞれです。
まとめ
湯シャンは将来の健康な肌、髪のために今から簡単にはじめられるヘアケア方法です!