肌断食とは、基礎化粧品や洗顔料、クレンジングなどを一切使わず、水だけで洗顔する“何もつけない”美容方法です。
こちらのブログ内でご紹介する「肌断食」は、クリニック宇津木流院長・宇津木龍一先生の「宇津木式スキンケア」を基本としております。
肌断食に興味を持っている方や、はじめたばかりの方はこんな疑問をお持ちだと思います。
熱心にスキンケアを続けてきた人ほど、化粧品の成分で保湿機能や外部刺激から肌を守るバリア機能が失われています。
好転反応とは、肌断食で実際の肌があらわになった時にあらわれる次のような症状のことをいいます。
●乾燥による粉ふき、かゆみ
●角栓の飛び出し
●ニキビ
●肌の赤み
これらの症状が続く期間はお化粧を続けていた期間やそれまでのスキンケアの度合いに比例すると言われています。
●好転反応は最初の1ヶ月が一番ひどく、3ヶ月経過した今は徐々に落ち着いてきている
●見た目の劇的変化はないけれど、嬉しい変化もある
●マイクロスコープで見てみると、毛穴の炎症はやや落ち着いたものの、キメの回復はまだまだ
3ヶ月目の経過

毛穴(角栓)
角栓の飛び出しは1ヶ月目がピーク!
角栓の飛び出しは開始4日目あたりから気になり始めました。
1ヶ月目がピークで、人目が気になるほどでしたが、その後徐々に落ち着き、3ヶ月経った今はあまり気になりません。
うぶげ洗いとは・・・
うぶげを撫でる感覚で、指の腹でやさしくこすって洗う方法。
これまで、スクラブ、ピーリング、小鼻のパック、何をしてもなくならなかった頑固な角栓が、水洗顔だけにしたらなくなり、嬉しい・・・というよりビックリすぎです!!
長年の悩みである、毛穴の開きは少し小さくなったような気もしますが、まだ見た目に大きな変化はありません。
ニキビ
ニキビは少なくなり、治りが早くなった!
ニキビができれば跡になり、赤く色素沈着するので、ニキビが治らないかぎり肌の見た目の改善はないと感じています。
長年、生理前になると赤ニキビができていました。
肌断食を始めてから1回目、2回目の生理前にはいつもと同じように赤ニキビができました。
しかし!
3ヶ月目は生理の前になってもニキビができない!!
ただ、ニキビが全くできない訳ではありません。まだ時々ポツポツできることはあります。
しかし、治りが早くなったので、そこまでストレスに感じることはなくなりました!
赤み・色むら
3ヶ月で肌色に大きな変化は見られない。
肌のトーンが明るくなったかな?という気がしないでもないですが、見た目に大きな変化はありません。
赤み、色むらはまだまだ気になり、素肌で外出するのには少し抵抗があります。
乾燥
3ヶ月目も乾燥は継続中!対策が必要!!
肌断食を開始したのが夏だったということもあり、最初の1ヶ月は特に乾燥は気になりませんでした。
しかし、
季節が秋になり気温が下がるにつれ、乾燥が徐々にひどくなりました。
時間が経つとひび割れて、見た目でいったら肌断食をはじめてからいちばん酷かったです(T . T)
そこで乾燥対策を考え実行したところ、ワセリンをつけなくても大丈夫なほど落ち着いてきました!
乾燥対策

私が実践している乾燥対策はこの4つ!効果を実感しています♪
1、加湿器
2、なるべくファンデーションを使わない
3、水洗顔時の水温を見直す
4、お白湯を飲む
加湿器
これは、基本中の基本。すでに使っている方も多いと思います。
湿度30%以下の環境では、カサつき、粉ふき、かゆみが起こることがあります。
なるべくファンデーションを使わない
そんなに頻度は高くないですが、外出するときに使用しています。
つけたては肌のトーンが明るくなり嬉しいのですが、前章でも触れたように時間が経過すると乾燥でひび割れ、見た目が、、
肌への負担の少ないパウダーファンデやルースパウダーですが、粉が水分を吸い取り、肌を乾燥させます。
肌が乾燥している時は、できるだけファンデーションを使用しないことをおすすめします。
コロナウイルスは本当に嫌ですが、こんな時は素肌を隠せるマスクが助かります^ – ^
といっても、どうしてもファンデーションを使いたい時もありますよね?
その時はできるだけ薄く塗ることをおすすめします!
また、ノーファンデでもポイントメイクをするだけで印象はだいぶ違いますのでお試しください♪

水洗顔の水温を見直す
肌断食を始めてから、ずっと32〜33℃くらいのぬるま水で洗顔をしていました。
しかし乾燥が気になる、、
ということで、思い切って25℃くらいの水洗顔にしてみました!(体感的にはただの水という感じ、冷たい!)
5日続けてどうなったか、
小鼻やおでこの角栓とザラザラがひどくなりました(T . T)
そう、水が冷たすぎると皮脂が落ちにくいのです。
洗いたりないと肌に残った余分な皮脂が酸化して肌を刺激します。かと言って、温度が高いと皮脂が落ちすぎて乾燥してしまいます。
そこで今度は、ぬるま水よりも若干冷たい水(29〜30℃)で洗顔することにしました。
洗顔後のつっぱりや粉ふきも少なく、なおかつ皮脂もちゃんと落ちています。11月下旬ですが、ワセリンを使用しなくても過ごせるほどです♪
皮脂の量は年齢、性別、体質により人それぞれ、季節によっても変わります。その時の自分に合った水温を見極めることが大事です!
お白湯を飲む
加湿器などで空気中の湿度をあげるのも大事ですが、体の内部から水分を補うことも大事です!
私は1日にだいたい1200ccくらいのお白湯を飲みます♪
正直、これが肌の乾燥改善にどれほど影響しているのか、目で確認できるものではありませんが、お白湯は他にも嬉しい効果が期待できるので、続けています♪
【白湯の効果】
冷え性改善/肩こり、腰痛の緩和/便秘解消、デトックス/
ダイエット効果/美肌効果/花粉症の症状緩和
乾燥対策としては、体重1kgあたり20〜30ccの水分を1日に摂取するのが理想とされています。
肌の保湿機能やバリア機能が回復していないうちは、極端に湿度の低い時にはどうしても乾燥するものです。
特に、チクチク感やかゆみが出た時には少量のワセリンをつけると効果的です!
マイクロスコープ画像
マイクロスコープでは、キメを見ることにより、肌の状態を確認することができます。
【キメの4つの段階】
0レベル | 三角の細かいキメがあり、ふっくらしている。理想的な状態。 |
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Iレベル | 鉛筆で書いた線のような浅いキメがある。 |
Ⅱレベル | 一方向にのみキメがある。 |
Ⅲレベル | キメがまったくない。やけどが治った直後や水ぶくれと同じ状態。 |
【おでこ】


【左頬】


【小鼻】


◆1ヶ月目
毛穴が炎症を起こし、赤く盛り上がっている状態。キメは全くなく、最悪のⅢレベル。
◆3ヶ月目
毛穴の炎症はやや改善しているようにも見えますが、まだ赤みがあります。キメも回復しておらず、Ⅱレベルに1歩あゆみ寄ったⅢレベルというところでしょうかヽ(;▽;)ノ
まとめ
●好転反応は最初の1ヶ月が一番ひどく、3ヶ月経過した今は徐々に落ち着いてきている
●見た目の劇的変化はないけれど、嬉しい変化もある
●マイクロスコープで見てみると、毛穴の炎症はやや落ち着いたものの、キメの回復はまだまだ
私の場合、3ヶ月で大きな変化はなく、効果を実感するところまではいきませんでした。
ただ、今まで良いと思って使っていた化粧品をすべてやめても、肌の状態は悪くなっていないということは今の時点ではっきり言うことができます。
むしろニキビや角栓が落ち着くなど嬉しい変化もあります。
冒頭でお伝えしたように、好転反応がどれほど続くかは化粧を続けていた期間やそれまでのスキンケアの度合いにもよりますし、効果がどのくらいであらわれるかは個人差があります。
